【子連れ船旅】太平洋フェリーきそブログレビュー【乗船記】

太平洋フェリーきそ

こんにちは、さこ(@Sakonoryokouki)です。
このブログでは宿泊記やお出かけスポット、家族旅行記やツーリング記などを紹介しています。

今回は、『太平洋フェリーきそ』の特等客室(洋室)に乗船しました。

太平洋フェリーは、名古屋-仙台-苫小牧間を運航している海運会社です。
現在は、「きそ」「いしかり」「きたかみ」の3船が運航しています。

この記事では、『太平洋フェリーきそ』の客室やブッフェ、通信状況などを紹介しています。

目次

船舶概要

名古屋-仙台-苫小牧の1,330㎞を約40時間かけて結ぶ大型客船で、今回乗船した「きそ」は2代目で、2005年に就航しています。

苫小牧港にて
総トン数15,795トン
全長199.9メートル
全幅27.0メートル
最大速力26.73ノット
旅客768名

乗船

車なしの場合、出港の60分前までに乗船手続きを済ませる必要があります。
手続きを済ませて、フェリーターミナルでぶらぶら時間をつぶします。

食材等を持ち込む場合は、可能ならスーパー等で買ってくることをおすすめします。
フェリーターミナルのショップは、いずれもコンビニくらいのお値段ですし、船内ではお弁当などは売っていません。

乗船すると、まずこちらの階段が目に入ります。
なんだか、フェリー!という感じがしてワクワクします。

客室-特等客室(洋室)

特等客室は、5・6・7デッキすべてにあり、今回は6デッキのお部屋でした。

個室のお部屋は全てカードキーでロックを解除するシステムです。

リビング・ベッドルーム

青を基調としたデザインで、いかにもフェリーらしいです。
ツインベッドにソファが一つ、テーブルがあって、ビジネスホテルのような間取りで、海の上とは思えません。
ですが、マットレスは固く、寝心地はそれほどよくありませんでした。

私たちの場合は、0歳と3歳を連れていたため、シングルベッドに添い寝をすることになり結構狭かったです。
北海道旅行の帰り道で荷物も多かったため、お部屋は非常に狭く感じました。

セミスイート以上にすべきだったなと後悔しました。

写真には写っていませんが、小さなテレビが壁に掛けられています。
ですが、あまりチャンネルはおおくありません。

エントランス横に、空調の操作パネルがあります。
温度が調整できるだけで、細かな設定はできません。

すぐ横に、クローゼットがあります。
ハンガーは4つあり、十分量です。

クローゼットの中に、タオルやルームウェアが収納されています。
ですが、タオルは、1泊分しか用意されていません。
インフォメーションセンターで使用済みタオルと交換で、新しいものがいただけます。

クローゼット上段には、ライフジャケットがあります。
これを見ると、フェリーであることを実感します。

ベッドの間に、操作パネルがあります。
コンセントが1つあり、当然ですがUSB電源はありません。

フェリーでは、頻繁に放送が流れるため(レストランが閉まりました等々)、小さな子連れ旅行の場合は、こちらでボリュームを切っておくことをお勧めします。
廊下でも放送が流れているため、無音にすることはできませんが、部屋に直接流れることはなくなります。

お部屋でお湯を沸かすことも可能ですが、量も少なく、時間もかかります。
ミルクを作る際は、ホールにある給湯器を使用した方が圧倒的に早いです。カップ麺等も同様です。

冷蔵庫は、温度調整も可能で、しっかりと冷やすことができます。

テーブルには、メモ帳などが置かれており、フェリーらしいのは、エチケット袋があるところです。

バスルーム

バスルームはユニットタイプで、特等客室にはバスタブがあります。
一等客室には、バスタブがないため、今回は特等を利用しました。
大浴場を利用できないお子様連れの旅行の場合は、特等以上がおすすめです。

床のタイルが古さを感じさせますが、トイレやバスタブは思っていたよりもきれいでした。

アメニティは必要最低限です。

ドライヤーはそよ風のようです。
また、ボタンを押している間のみ、風が出るタイプで疲れます。

髪の長い方で、カバンに余裕があるなら、ドライヤーの持参をおすすめします。

リンスインシャンプーとボディウォッシュが備え付けられています。
個人的には、好きではなかったので、次回利用することがあれば、シャンプー等は持参します。

通信状況

お部屋はアウトサイドで、ほとんどの時間電波がつながっていました(ドコモ回線のMVNO)。

つながっていたといっても、アンテナ表示は基本的に2本でしたので、満足いく通信速度は出ません。
また、フェリーが陸からずいぶん離れる航路を取る際には、圏外になることがありました。

一方、太平洋フェリーでは、約1,000円で乗船期間中Wi-Fiを利用することができます。
しかし、「きそ」の場合は、客室では利用できず、ホールのみです。
また、レビューを見ていると、そのWi-Fi自体の速度も不十分という書き込みが多かったため、利用しませんでした。

航海中、映画や漫画などで時間をつぶそうと考えている方は、陸でダウンロードしてから乗船することをおすすめします。

ポケットWi-Fiを利用されている方も安心してはいけません。
当然のことですが、ポケットWi-Fiも最寄りの基地局の電波を使用しているため、携帯電話と同様につながりにくくなるはずです。

船内施設

船内には、たくさんのテーブルとイスが用意されています。
また、大型テレビが設置されているところもあります。

それぞれが床と頑丈なチェーンで固定されており、大きな揺れがあっても転がりまわることはないように設計されています。

給湯室

給湯器や電子レンジがあり、自由に利用することができます。
ご自身で食事を持ち込んで食べられている方も多かったです。

キッズルーム

キッズスペースも小さいながらも、用意されています。
ですが、おもちゃも絵本もなにもないため、うちの長男はものの数分で飽きていました。

シアターラウンジ「サザンクロス」

こちらでは、昼と夜に1回ずつ映画が上映されていました。

本来ならば、こちらでピアノ演奏等がありますが、コロナの影響で中止されていました。

スタンド「マーメイドクラブ」

こちらでは、軽食がいただけます。
終日、営業しているわけではありませんが、レストランが閉まった後も営業していました。

売店

こちらの売店も終日営業はしていません。
また、お菓子や、飲み物、お土産などが売っていますが、お弁当は売られていません。

子供用品も、ほぼなく、おむつとパンツが少しある程度でした。

自動販売機

ジュース、ビール、アイス、タバコと何でも揃います。
お値段は、陸より高めです。

ゲームコーナー

スロットやUFOキャッチャーなどがあります。
利用されている方は、あまり見なかったです。

大浴場

入港30分前まで、いつでも利用でき、太平洋を眺めながらゆったりと湯船につかれます。

船の上ですので、お湯が揺れて流れるプールにいるようでした。
子ども用の椅子がいくつか用意されておりましたが、沐浴用のバスタブはありませんでした。

朝食

朝食・昼食は1,100円で小学生未満は無料のブッフェです。
一時期はコロナの影響で定食形式での提供となっていたようですが、現在はブッフェスタイルに戻っています。

1泊目と2泊目でおかずの種類が少し変わっていたりと、連泊する方への配慮もされていました。

また、レストラン内は広く、子連れでも気兼ねなく利用できました。

ししゃもともやし炒め
ウィンナーとオムレツ
はんぺんと厚焼きたまご
ロールパンと食パン

パンは2種類と少なめです。

お粥、カレー、ご飯、お味噌汁

カレーがあるのが、なんだかフェリーっぽさを感じます。
家庭的なお味でおいしかったです。

サラダ

サラダの種類も少なめ。

ヨーグルト
牛乳

飲み物はほかに、ドリンクバーがあり、ソフトドリンクやコーヒーがいただけます。

雑な盛り付けですが、こんな感じです。

お値段相応といった感じで、豪華な印象は受けませんでしたが、子連れでもゆったりとブッフェを利用できたので満足です。

夕食

夕食は2,100円です。
朝昼と比べ、高くなりますが、夕食に見合った品が増え、デザートもあります。

お好み焼き、ちゃんぽん、サワラ
サーロインステーキ

このステーキはおいしかったです。

ナゲットなど
かつおのたたき
バニラアイスとシューアイス

デザートが増えていたのも嬉しい。

レアチーズケーキ、わらび餅、えびせん

ブッフェで和菓子をいただけるのは、珍しいかもしれません。

甲板

甲板からは太平洋が一望でき、朝日や夕日、すれ違う姉妹船などを見ることができます。

水平線に沈む夕日。
青空と夕日のグラデーションがきれいでした。

近距離ですれ違う姉妹船「いしかり」、迫力があります。
同様に、いしかりでも甲板に出てきている人たちがおり、みんな手を振っていました。

まとめ

この記事では、「太平洋フェリーきそ」の特等客室やブッフェ等について紹介しました。

太平洋フェリーは子連れでも問題なく利用できました。
私たちのように、乳幼児を抱えた子連れ旅行の場合は、やはり特等客室以上がおすすめです。
バスタブの有無は大きいです。

また、特等とはいえ、ベッドはシングル2台のツインルームですので、子どもの年齢によっては、添い寝では狭く感じてしまうかもしれません。
その場合は、セミスイート以上又は、1等以上を2部屋利用するなどの方が無難かもしれません。

この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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